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ロスチャイルド財閥が世界の富を独占しようと企んでいるという陰謀説が絶えないのは、
スイスの銀行や国際金融資本の動きから当然の成り行きだろう。免税特権を持つ金融資本
の財団というものがある。ロックフェラー財団、フォード財団、カーネギー財団、そして
カーネギー国際平和基金などである。これらの組織は税金をびた一文払わない国賊である
ばかりか、戦争そのものを企画・操作している陰謀機関でもある。とくに、カーネギーの
財団は、鉄道王Aカーネギーが全財産を死ぬ間際にはたいて作った財団といわれるが、こ
の美談はまったくの虚構が窺える。Aカーネギーは貧しい家庭に育ったが、その成功哲学
の原因は、ロスチャイルドの会社に拾われた企業内出世物語だった。ナポレオン・ヒルに
成功者の事例を収集させたのだが、その殆どは国際金融資本の内部サークルの成功物語に
過ぎない。種も仕掛けもある成功哲学だったという訳だ。プロテスタント系伝道者による
成功哲学もこれと同様で、ロバート・シュラーやノーマン・ピールの献金者は、フリーメ
ーソン組織が大半であり、テレビ伝道で洗脳された無知な大衆が騙されるという構図だ。
しかし、成功哲学のすべてが似非哲学とは言い切れない。そのルーツを探るとニューソー
ト思想やインドのヴェーダ思想に至る。これにニューエイジ思想が紛れ込んで、東西哲学
の混交哲学となるのである。アメリカではその教祖がエマーソンとされ、インドのヨガを
取り込んで、プロテスタント系実践宗教となるのである。日本では、前述した堀川辰吉郎
が大本教を辞めて生長の家を作った谷口雅春に教えたことで最初に広まった。谷口雅春は
病気は無いと唱えたが、結局は癌で死んだ。バブルが崩壊してから、成功哲学の本が流行
しており、玉石混交の内容でもありその功罪をよく見極めるべきであろう。前述した中村
天風は、ネパールの超人に教えを得て悟りを開いたとされるが、その思想はまさしくニュ
ーソートと同質である。提唱したヴリルという宇宙エネルギーは、実はイルミナティ思想
から来ており、フリーメーソンの薔薇十字会会員ブルワー・リットンの「来るべき民族」
にブリルという生命活力の記述がある。思いが実現するという思想は、成功哲学にすべて
共通しているが、思考=モノと説いたアメリカ版成功哲学は、物欲と富の神マモンを信仰
する物質金銭至上主義に堕する恐れが強い。潜在意識の活用という科学的な見せ掛けで、
その実ヒンドゥー教の黒魔術を根底に潜ませており、フロイトが唯物主義者だったことを
みても、その思想的なルーツに無神論があることは自明であろう。ちなみに、筆者は30
年来の成功哲学の書籍収集家であり、この件に関しては多少詳しい。・・・続く・・・
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