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現代人の心の弱みにつけ込むカルトとは何か。言葉の語源は、儀式とかカルチャーとかい
われるが、そのポイントは既存の文化や価値観、伝統宗教や民族倫理の破壊である。そし
て、キーワードは、カリスマ教祖、真理の新解釈、家族制度の否定、宇宙人、組織的洗脳
活動、などであろう。どのような団体がカルトなのかは、日本でいえば最近の新宗教とい
われる殆どの組織やニューエイジ組織、古くは明治からの新興宗教まで含めることができ
る。教祖が過去の宗旨伝統や倫理的価値観を否定するのがスタート、そして信者の囲い込
みを目指して洗脳する。洗脳用語は必ず既存の宗教用語の否定フレーズが多用され、あた
かも真理を再発見したというスタンスを取る。オリジナルな用語だけで成立しているカル
トは殆ど見当たらない。これはすべての擬似カルト集団にも共通する。教祖は伝統宗教に
沿ったスタイルを取るか、はたまた宇宙人の媒介者をもって任ずる形が多い。破壊的カル
トの行く末は、たとえば集団自殺やテロに見せかけた家畜人類の抹殺作業である。これを
企む勢力がカルト集団を手段として悪用している。その黒幕は言わずもがなであろう。胡
散臭いカルトを見破る鍵は何か、まず、教祖崇拝が前提としてある。カリスマは、教祖、
権威者、宇宙人の媒介者などである。共通する特徴は、神や宇宙人のメッセンジャーであ
り、信者の直接的確認や体験を拒むか極力限定する。そして、権威付けのお曼荼羅といえ
る教典(カルトの法)が既存宗教に極めて類似しているか、信仰形式や儀式が酷似してい
る。その心理的な背景にあるのは、詐欺的な恐怖と脅しである。教祖や教典(新解釈)に
すがらなければ救われないと脅す。お曼荼羅など象徴物を売りつけて、現世利益のために
金品をお布施や贖罪として奉納させる。マインドコントロールとして日々の経文(暗示用
語)を唱えさせる。教典の言葉はアンチ伝統宗教教義の用語で満ちている。しかし、用語
そのものの概念が既存宗教を超えることは無く、せいぜい科学用語で新しさを偽装する程
度である。そして、新解釈の贖罪とか業とか解脱とかで信者をとりこにする。果ては宇宙
全体の業が解脱するとか、地球のアセンションとか、個人から論点をずらしたニューエイ
ジ信仰と連動する。ときには、占星術や占いで決定論を唱えて解脱自由は教祖(権威者)
や術を信じることしか方法が無いと洗脳する。宿命的決定論がもたらすものは、偽装され
た無神論であり倫理的アナーキズムであり、家族制度の破壊である。悪魔や閻魔という言
葉も、脅しの一種であるが、これらの紛らわしい組織的カルト全般を、ここでは敢えて悪
魔主義カルトと呼んでおきたい。
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